霊魂という言葉があります。そもそも霊と魂とは何が違うのでしょうか。
俺の魂がという言葉を使う人がいますが、その人は本当に魂が何かを理解しているのでしょうか。実際のところは感情的になっているだけではないでしょうか。
霊とは生命であり、魂は意識です。と言ってみたところで、誰が理解できるのでしょうか。
ですから例えを用いて考えてみることにします。
ここに1台のノートパソコンがあります。パソコン本体だけでは動きません。まずバッテリーが必要です。そしてWindowsのようなOS、つまりオペレーティング・システムが必要です。つまり電源、OS、パソコン本体の3つが必要になってきます。
ノートパソコン本体は、私たちの肉体にあたります。パソコンを起動するためには電源が必要になります。人間も同じです。肉体だけでは生きることができません。人間にもバッテリーが必要です。人間にとってのバッテリーを霊と言います。それは生命のことです。バッテリーを充電するように、私たちも食事や睡眠をとり充電します。
パソコンにバッテリーがあっても、オペレーティングシステムがないと動かすことはできません。人間にとってのオペレーティングシステムが魂です。同じようなパソコンに見えても、Windows11のような最新のOSもあれば、そうでないものもあります。人間も同じです。進歩している人もいれば、そうでない人もいます。
人間とパソコンはよく似ています。どちらも3重の構造になっています。
パソコンのバッテリーにあたるものを生命、オペレーティングシステムにあたるものを意識、パソコン本体にあたるものを人間と言います。このように考えるとわかりやすいと思います。
パソコン「バッテリー・オペレーティングシステム・パソコン本体」
人間「霊・魂・人間」
「真我・高位我・低位我」、「父と子と精霊」というのは、どちらも同じものを表しています。霊的3つ組と言いますが、この3重構造が全てのものの基本になっています。